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Water, Air, and Soil Pollution 論文掲載

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以下論文が掲載されました.

Tomoki Kurasawa, Yoshitaro Takahashi, Mariko Suzuki and Kazuya Inoue: Laboratory flushing tests of dissolved contaminants in heterogeneous porous media with low-conductivity zones, Water, Air, and Soil Pollution, Vol.234, 240, 2023.


地下水中に汚染物質が入ってしまったとき,汚染地下水をポンプで吸い上げて取り除く浄化手法(揚水浄化)がしばしば利用されます.しかし,地盤中に水が通りにくい場所(低透水域)が存在すると,汚染物質がなかなか出てこないので,浄化効率が悪くなってしまいます(ポンチ絵を参照).このような場合に,ポンプの出力を上げて一気に吸い上げるべきか,ゆっくりと吸い上げるべきか,どちらの方が効率的なのかを室内で実験しました.直観的には,ポンプの出力を上げたほうが良いように思いますが,意外にも,ゆっくりと吸い上げた方が浄化効率が良くなる場合もあることを明らかにしました.また,この直観に反する結果の裏には,水分子の熱運動に起因する分子拡散現象の働きがあることも確認しました.この成果は,揚水浄化のポンプ出力を最適化する,つまり省エネルギー化する上で,重要な一歩と考えています.

詳細は以下より↓



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